チューリップQ&A
Q チューリップはいつ頃が出回り期なの?
A 出回り期
国産のチューリップ切り花の出荷は11月下旬から始まり、4月上旬まで続きます。その他の季節には主にオランダから輸入されますが、暖かい季節は日保ちが悪いため、花屋さんにはあまり置かれていません。
北島町で生産される切り花は、12月上旬にイルデフランスが、続いて紅輝(こうき)、その後ピンクダイヤやアンジェリケなどが出荷されます。北島を代表するレッドクインは、1月中旬から3月いっぱいの間出荷されています。
Q チューリップの花を贈りたい! ポイントを教えて?
A 発表会、パーティーなどの席に
オレンジや黄色の華やかな色のチューリップを使うととても新鮮です。チューリップは、それだけを束ねても素敵な花束に。大勢の人が集まる発表会やパーティーの席でも十分映えます。
結婚祝いや新婚家庭への訪問には祝福の気持ちが伝わるアレンジ
幸せいっぱいの二人を祝福する贈り物にチューリップを使ったアレンジは最適です。ハート形の器にアレンジすれば、キュートな印象に!
お節句や入学式のお祝いに
ピンクなどの甘い色あいのチューリップに、菜の花やスプレイギクを添え、さらに春らしい柄のラッピングペーパーに包んで贈ると大変喜ばれます。
お見舞いは淡い色合いで
お見舞いには、淡いピンクや黄色のようなやさしい色合いのものを。花束より、花瓶のいらないアレンジメントのほうが適しています。
Q 水揚げが上手くいかないけど・・・・・?
A 水揚げのコツ
根元の白い部分が付いたままだと水揚げが悪いので、根元の約2cmは切り捨てます。切り口は斜めに切った方が水をよく吸い揚げます。
花がしおれていたら、新聞紙などでくるみ、花首をまっすぐ立てた状態で深水に浸けておくと20~30分で立ち直ります。
Q チューリップの花を長く保たせたい! どうすればいいの?
A 花保ちをよくするために
チューリップの花を長く保たせるためにはまず水切りをし、切り口をアルコールに浸したり、塩をすり込むなどの方法がありますが、2~3日に1回は切り口をすこしずつ切り直し、新しい水に替えてやることにより相当寿命が延びます。
しかし、なんといっても気温の低い場所に置くことが長保ちさせるのに一番良い方法です。
Q チューリップをきれいに飾りたい! アレンジの方法を教えて?
A アレンジの方法
春の使いチューリップが、かわいくも妖艶にも、優雅にも素朴にも見える理由は“移よう美”をもっているから。すらりと伸びた茎や葉、日に当たる方向へ大きくうねる優雅な茎の動き。そして固く閉ざしたつぼみ、開ききった花びら・・・・・。チューリップのこんな多彩 な表情を存分に生かして、自由にアレンジを楽しみましょう。
アレンジのポイントは、開いた花を主役にし、つぼみや8分咲きの花は、外側にさすのが基本です。また、しなった茎は長いままにして、縁取りを華やかにするために利用します。置く場所や、見る人の目線を意識して、いちばん美しくみえるように形をつくることもわすれないように。
Q チューリップの植え付けをするけどちょっとイメージを変えたいの?
A 植付け・飾り付けのコーディネート
チューリップは、基本的には球根に1本しか花が咲かないので、集団で植えた方が美しく、楽しみも大きいものです。花の咲く時期や草丈がよく似た品種を、まとめて20~30球植えるととてもゴージャスです。色の組み合わせは、反対色か同系色を2~3品種にしぼったほうがすっきりします。
花を長く楽しむためには、早咲きから遅咲きまで、品種を上手に組み合わせると1カ月以上観賞でき、さらに他の草花と混植することで秋から初夏まで長期にわたって美しい花壇が楽しめます。さらに、落葉樹の下など、半日陰の場所の方が花が長保ちし、新緑をバックに花が冴えます。
また、プランター、コンテナなどで、パンジー、クリサンセマム、ワスレナグサ、シバザクラ、ムスカリ等数種類の春咲きの草花と寄せ植えにして春らしい飾り付けを作るのも楽しいものです。こうすれば好きな場所に移動でき、玄関や庭のアクセサリーにもなります。この場合もいろんな品種を植えるよりは一つの鉢には同一品種を植えた方が花が映えます。
花壇でも、他の草花と混植すれば少ない球根でも立体的に、ボリュームを感じさせる演出が可能です。特にパンジーとの混植は組合せやすく、どちらも花色が豊富なのでいろんな配色を楽しめます。バランス良く配色するためには、ベースとなるパンジーの配色と組み合わせて、色ごとにまとめて植えます。
また、草丈と色の違いをうまく利用するとチューリップの華やかさが活きてきます。ヨーロッパではブルーのムスカリを配した美しい花壇がよく見かけられます。