文化ジャーナル(平成15年9月号)

2003年9月1日

文化ジャーナル9月号

ザ・リフィ・バンクス・トリオ公演

いよいよ9月17日の「アイルランド音楽への招待/ザ・リフィ・バンクス・トリオ」が近付いてきた。この催しは、今年の春京都の熊谷亨さんという未知の男性からいただいたお電話がきっかけでスタートした企画だ。初めてのお電話のとき熊谷さんは、愛知県春日井市のアイリッシュ・パブ《カフェ・カレドニア》のマスターから紹介されたのだが、と前置きして企画の日程や出演者の顔ぶれなどについてお話しになった。10日間ほど猶予をいただき、川竹道夫氏(近世雑楽団エストラーダ団長、徳島アイルランド音楽愛好会最高幹部、北島トラディショナル・ナイト実行委員会中枢メンバー)と相談を重ねた。ギャラ+諸経費が一番の問題となるのだが、昨年のセタンタ同様プロモーション業者さんの関わった招請企画でないため、何とかいけると私は判断し、正式に進めてゆくことになった。

《カフェ・カレドニア》は、昨年のセタンタ公演のときにチラシを店に置いていただいたり、滋賀県高島町のアイリッシュ・キャンプではマスターにチラシ配布をお願いしたりしたというご縁があるところだ。私はまだ店に行ったこともないし、マスターと直接お会いしたこともないのだが、とにかく昨年の小さな交流が今年の公演の発火点になっているといえると思う。人生とは面白いものだ。

今回の催しの広報宣伝活動は8月から9月上旬の一番暑い時期の展開なので、私はあえぎながらの取り組みだった。いつもなら、よその演奏会場の前で、チラシを手渡したりするのだが、今回は9月7日現在まだ全然展開できていない。

そのかわりテレビ媒体の動きがあった。徳島のローカル放送局・四国放送の「おはようとくしま」という朝の人気番組でアイルランド音楽の特集をしてみたいとディレクター氏からご相談を受けたのである。9月9日朝の生放送で、私や近世雑楽団エストラーダが出演し、県下のアイルランド音楽のひそかなブームのことなどを紹介し、ザ・リフィ・バンクス・トリオ演奏会の紹介もすることになっている。特集は約20分間なので、一定のインパクトがあるのではないかと思われる。

やはりアイルランド本国のアーティストがついにステージに立つというのが、話題性をもっているのだろう。さらに四国放送では、夕方5時半からの「530フォーカス」で、演奏会当日の生放送でリハーサル風景を数分間流したいが可能だろうかという打診が、番組ディレクターの女性から届いていて、9月9日に打ち合わせることになっている。

熊谷さんたち招請元の方々は大変行き届いた事務処理をして下さったので、その方面は非常に楽だった。特にすばらしかったのが、インターネット媒体での広報活動で、ザ・リフィ・バンクス・トリオ日本公演のための充実したホームページが早い時期から開設され、多くの注目を集めた。考えてみれば、映画業界などでは、新作映画のためにホームページを作ったりすることは当たり前になっているのだが、だからといって誰にでもできるものではない。もちろん、北島町のオフィシャル・ホームぺージからもコンサート情報を発信したが、媒体は多いほど有益なので、本当にありがたいことだった。

10月16日に当館で開く「徳島県読書振興大会」の諸準備も重なって、今年の夏はとりわけ多忙だったように思う。おまけに9月に入ってから異例の猛暑が続いている。徳島市では日中の気温が35度を超えるようなありさまで、体力のない私は息絶え絶えだ。おかげで仕事がたまりにたまり、ザ・リフィ・バンクス・トリオ演奏会の当日パンフレットは9日にやっと印刷所に版下入稿・12日納品という綱渡り的な有様である。何とか気を引き締めて、最後の追い込みをぬかりなく展開しようと考えている。皆さん、どうかご支援下さい。

セタンタ、鳴門市ドイツ館公演

期日:10月13日(月・祝)14時から
会場:鳴門市ドイツ館1階ホール
鳴門市大麻町桧字東山田55番地の2(TEL.088-689-0099)
入場料:小学生以上2000円(前売当日共)
出 演:セタンタ
デイル・ラス(フィドル)、フィン・マックギンティ(ギター、ヴォーカル)、ハンズ・アラキ(アイリッシュ・フルート)
主催:鳴門市国際交流協会(?088・683・0270)

昨年創世ホールの「トラディショナル・ナイト」に出演し大好評だった米国シアトルの3人組セタンタが、今年も徳島に来る。ご注目下さい。ドイツ館公演実現にあたっては、当館も協力させていただいた。今年は9月に創世ホ-ルでザ・リフィ・バンクス・トリオ、10月にドイツ館でセタンタと、バリバリのアイルランド音楽が連続して体験できるわけであり、徳島の人は本当に恵まれていると思う。これは凄いことなのだ。

(2003・9・7脱稿 全文執筆=創世ホール/小西昌幸)

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