文化ジャーナル(平成19年10月号)

2007年10月1日

文化ジャーナル10月号

今秋の注目イベント

今年(2007年)秋以降に開かれる文化イベントで、当館と企画担当者周辺の気になる催しを独断でご紹介する。(文責=創世ホール企画広報担当・小西昌幸)

クーベリック・トリオ

10月24日(水)19時から、当館3階ホールで「クーベリック・トリオ演奏会」がある。同トリオはヴァイオリン奏者の石川静が参加する著名グループ。高知の作曲家・武中淳彦がグループのために書き下ろした、阿波藍をテーマにした作品「藍のソナタ」が日本初演される。クーベリック・トリオの日本ツア-は徳島(創世ホール)が最初の演奏地であるため、文字通り日本初演となるのである。前売券は3000円(当日3500円)。主催は「藍のソナタ」実行委員会(遠藤?090-2822-2826)。

集まれ!フレッシュ・ギタリスト

国民文化祭の公募企画「もっとみんなで参加事業」の1つ「集まれ!フレッシュ・ギタリスト」が、11月2日(金)19時から当館3階ホールで開かれる。前売券は1000円(当日1500円)。当館でも扱っている。この催しは、ギターの全国コンクール入賞者や演奏会の現場で活躍している若手ギタリストを公募し、10名の出演者が1~3曲を演奏するというもの。大きな話題として、事前に出演者に対して演奏音源を送付依頼し、それに応じた5名(浅田侑子、木村祐、土橋庸人、廣川叔哉、松澤結子)の演奏をおさめたオリジナルの記念CD(5曲入り、1000円)が会場で発売される。同時開催で「手作りギター展」が、当館2階ギャラリーで11月2日(金)と3日(土)にある。「手作りギター展」の開催時間は、2日が13時から20時まで、3日が10時から13時までとなっているのでご注意を。主催は徳島ギター協会(?088-631-7893)。

片山広明カルテット(ミニ渋さ知らズ)

11月7日(水)19時から、鳴門市木津の金刀比羅神社参集殿で片山広明カルテット(ミニ渋さ知らズ)のコンサートが開かれる。メンバーは片山広明(サックス)、不破大輔(ベース)、立花秀輝(サックス)、磯部潤(ドラムス)。同神社には名物宮司さんの神東正典氏がおり、氏の驚異の人脈と企画実現力によって、奉納生演奏会と称して神社の秋祭などの際に、優れた音楽家を登場させてきた。列挙すると、ボ・ガンボス(1993年)、ゼルダ(1994年)、どんと(ソロ、1995年)、ローラー・コースター(1996年)、どんと&小嶋さちほ(1998年)、藤井康一&LJB(2001年)、Ape(サヨコ&長見順、2002年)などである。こんな濃い企画を実現させてきた神社は、全国どこを探しても絶対にないと断言してよいだろう。持続力と志の高さが桁違いなのである。従って私は声を大にして次のように言わなくてはならない。「徳島の人とりわけ鳴門在住者は幸せである。なぜなら身近にこんな素晴らしい神社があり、そこの宮司さんはとんでもない行動力を持ったスーパー・アート・プロデューサーなのだから」と。前売券は3000円(当日3500円)。当館でも取り扱っている。主催はランブギ(神東?090-1173-8281)。

黄色い涙

11月10日(土)に、徳島市の徳島ホールで映画「黄色い涙」の上映会がある。同作は永島慎二の漫画連作《黄色い涙シリーズ》の単行本『若者たち』を原作にした映画で、監督は犬童一心(「眉山」「ジョゼと虎と魚たち」「タッチ」など)。1963年晩春の東京・阿佐ヶ谷を舞台に、4人の芸術家の卵と一人の勤労青年の出会い、夢と挫折をリリカルに描く。主演は嵐、脚本は市川森一。1日限りの上映で上映回数は3回(13時半、16時、18時半)である。前売券は大学・一般が1200円(当日1500円)、小・中・高校生・シルバーが900円(当日1000円)。当館でも取り扱っている。主催は黄色い涙をみる会(?088-631-5847)。

舘野泉ピアノ・リサイタル

昨年9月に創世ホールに登場した国際的ピアニスト・舘野泉が今年も当館の舞台に立つ。演奏会のタイトルは「吉松隆の風景」。11月15日(木)18時半から当館3階ホール。前売券は一般が3000円、学生が2500円(当日各500円増)。今回は全曲吉松隆の作品である。舘野の唯一の弟子・平原あゆみが共演し、1曲でソロ演奏、1曲で三手連弾をする。舘野は、2002年に脳出血により右半身が不自由な身体になったが、2年後不屈の闘志で復活、左手のみの演奏で豊かな音楽世界を作り出している。日本の現代音楽家をはじめ世界の作曲家が舘野のために左手演奏の作品を書き下ろすなど、そのエネルギーは衰えることなく新たな地平を開拓している。

長山あきら五弦ヴァイオリン

香川在住の演奏家・長山あきらの五弦ヴァイオリン・コンサートが、11月18日(日)14時から当館3階ホールで開かれる。前売り1500円(当日2000円)。長山は五弦ヴァイオリンを自ら製作した人で、1969年から13年間スペインで活動、当地で演奏会やレコード録音などを行ない高い評価を得た。ヴァイオリンによるフラメンコ演奏という新たなジャンルを開拓したことで知られる。コンサートでは、昨年亡くなった香川の画家・門脇俊一の阿波踊りの屏風絵を背景にして演奏する。また、この催しに関連して、当館2階ギャラリーで,門脇俊一の作品展が開かれる。主催はソフトブレイン実行委員会(わきまち画廊/梶山?0883-52-1707)。

映画◎千の風になって

12月15日(土)、当館3階ホールで映画「千の風になって」(脚本・監督:金秀吉、2004年作品)の上映会を行なう。徳島映画センターと共催で開いている創世ホール名画鑑賞会第6回企画。映画は、新潟放送のラジオ番組の人気コーナー「天国への手紙」をモチーフに、命をひきつぐこと、人が人を思う心の大切さを描く。出演は、西山繭子、伊藤高史、南果歩ほか。主題歌は、訳詞と作曲を行なった芥川賞作家の新井満が自ら歌っている。2回上映で10時半からと14時から。前売券は大学生・一般が1000円(当日1300円)。小・中・高校生とシルバー(60歳以上)は当日のみで1000円。主催は創世ホール名画鑑賞会(徳島映画センター?088-631-5847/創世ホール TEL.698-1100)。

遠藤ミチロウ◎57歳ライヴ

12月9日(日)18時半から当館2階ハイビジョン・シアターで、《遠藤ミチロウ◎57歳ライヴ》を行なう。前売券は2000円(当日2500円)。チラシの完成と前売券発売は10月中旬を予定。

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