文化ジャーナル(平成19年12月号)

2007年12月1日

文化ジャーナル12月号

海野十三展(徳島県立文学書道館)

徳島市出身の作家・海野十三(うんの・じゅうざ)は、雑誌『新青年』や『少年倶楽部』などに探偵小説や少年小説やSF小説を数多く書いたことで知られる。海野は、今日「日本SFの父」「日本SFの先駆者」と呼ばれその呼び名は定着している。海野の誕生日は12月26日で彼が生まれたのは西暦1897年(明治30年)なので、今年(2007年)12月26日はちょうど海野の生誕110年の節目の年に当たる。それを記念して、徳島県立文学書道館では《日本SFの父・海野十三展》が2008年1月5日から2月10日まで開かれる。

この催しは海野の人と作品、その生涯を俯瞰した全国初の大規模かつ本格的な回顧展であり、ご注目いただきたい。実は私(小西)は海野十三の会に関わっているので、展覧会にご協力させていただいている(小西の個人所蔵資料も展示される予定)。

同時開催で「徳島のSF文学展」が2階サロンで開かれる。このコーナーには、川島ゆぞ(鳴門市在住、本名川島裕造、『宇宙塵』最初期からの同人、著書に『アメリカからきた赤ん坊』『タイムましん』ほか)、新居澄人(故人、阿南市出身、ハードSF研究所同人、著書に『惑星催眠術』)、SFサークル《ゼロ次元》(代表は阿南市羽ノ浦町の仁木由利子さん、東京創元社の名編集者・小浜徹也氏は同サークルご出身)を中心とした刊行物や資料が展示される。

日本SFの父・海野十三展

会期●2008年1月5日(土)~2月10日(日)9時半~17時
月曜休館ただし1月14日は開館し15日が休館
会場●徳島県立文学書道館(1階特別展示室、ギャラリー)
770-0807徳島市中前川町2-22-1 TEL 088-625-7485
観覧料●一般500円、高校大学生350円、小中学生250円

関連事業

主催●徳島県立文学書道館共催●徳島新聞社
協力●世田谷文学館、徳島県立図書館、海野十三の会
後援●NHK徳島放送局、四国放送

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タブラトゥーラ最新作★新しい自転車

中世・ルネサンス時代の欧州音楽は本当に魅力的だ。日本でそれらの音楽を演奏するグループ、ユニットの代表格を考えるとき、歴史性・演奏技術・活動実績からいって《ダンスリー・ルネサンス合奏団》《カテリーナ古楽合奏団》《タブラトゥーラ》《平井満美子・佐野健二夫妻》の4組を挙げることに誰も異存はないだろう。

私は自信をもって世界に自慢したいと思うのだが、創世ホールの「北島クラシカル・エレガンス」シリーズは4組を全て招いた。数年前、音楽事業の予算がゼロになったためやむなく中断しているが、《カテリーナ古楽合奏団》を除く3組はそれぞれ2回ずつご登場いただいている。こんな町は、絶対に四国にはないと思う。いや全国的にも非常に珍しいはずだ。

「北島クラシカル・エレガンス」の第1回登場アーティストが《タブラトゥーラ》だった。そのご縁でずっと私は交流させていただいている。2007年11月29日《タブラトゥーラ》の新譜「新しい自転車」が発売された。ベスト盤を除くと通算8枚目のアルバムとなる。傑作であることはいうまでもない。発売元はダウランド・アンド・カンパニイ(TEL 042-390-6430)

「新しい自転車」(TAB-8)13曲入り。税込3,150円。徳島駅ビル新星堂などで注文すれば入手可能。

新しい自転車ジャケット

遠藤ミチロウ◎57歳ライヴ

遠藤ミチロウ氏のコンサート(12月9日)が目前に迫った。まだまだ席の余裕はある。ぜひ多数ご参集いただきたい。

笑福亭たま・旭堂南湖二人会2

2008年1月18日(金)19時から、創世ホール2階ハイビジョン・シアターで「笑福亭たま・旭堂南湖二人会2」を開催する。これはたまさんと南湖さんが2日間で徳島県内3か所をツアーするもので、北島町の翌日19日には牟岐町で2か所公演がある。牟岐町公演に関するお問い合わせは同町教育委員会(TEL 0884-72-01070)まで。

辻真先講演会「アニメ三国志」

平成19年度の創世ホール講演会のテーマと講師先生が決定した。テーマにアニメーションを取り上げ、アニメ界の黎明期から成長期安定期を支えた超大物脚本家・辻真先先生を講師にお招きしてご講演いただく。日時場所は2008年3月2日(日)14時半から当館3階多目的ホール。演題は辻先生と協議を重ね「アニメ三国志~脚本執筆1500本・疾風怒濤の青春録~」に決定した。全国に向けて情報発信し、ファンに結集を呼びかけたいと考えている。チラシ等は年内に完成させる予定だ。同志諸君の熱いご支援をお願いする。

(2007年12月2日脱稿/文責=北島町創世ホール館長・小西昌幸)

  1. 卓話「父・海野十三を語る」/講師:佐野暢彦(海野十三次男)
    1月5日(土)14時から2階講座室
  2. 講演会「海野十三と少年小説」/講師:二上洋一(文芸評論家)
    1月13日(日)14時から2階講座室
  3. 朗読会「海野十三作品を読む」
    1月20日(日)13時半から2階講座室
  4. 講談「蝿男」「出世徳島阿波守」/出演:旭堂南湖(上方講談師)
    2月3日(日)14時から1階ギャラリー

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