令和6年度 全国学力・学習状況調査について
令和6年度の全国学力・学習状況調査が、令和6年4月18日に実施され、本町でも小学校6年生と中学校3年生が調査に参加しました。国及び各都道府県の結果は7月末に公表され、自治体や学校ごとの結果もそれぞれに送付されました。各学校では、学力向上に向けての取組を示すとともに、各家庭には児童生徒の個票を配付しています。
本調査を実施することで、教育委員会に求められていることは、当該自治体や所管する学校の学力水準を検証し、教育委員会の施策の改善・充実に生かすということです。さらに、学校には、個々の児童生徒の学習状況を把握して指導に生かすとともに、学校全体としての指導方法の検証・改善につなげることが求められています。そのような取組を通じて、継続的な検証改善サイクルの確立を図ることが本調査の目的となっています。
北島町教育委員会といたしましては、教職員の資質向上を図るとともに、教育機器をはじめ有用適切な教材等を各学校に配置し、普段の授業で効果的な活用を行い、子どもたちの学習意欲をかき立てられるような教育を引き続き行えるように取り組んでまいります。
子どもたちにとっては、学校での生活とあわせて、各家庭における生活が「学び」の基盤であることは言うまでもありません。令和6年度全国学力・学習状況調査(質問紙調査)結果による本町の子どもたちの状況(抜粋)を以下に示しましたので、各家庭はもとより町全体で子どもたちの学習環境や生活習慣の改善を図っていただきますようお願いいたします。
【小学校】
【中学校】
以上、令和6年度の「自己肯定感」、「家庭での学習時間(平日と休日)」、「地域・社会への参画」、「親切にする心」の小・中学校のデータを公表いたしました。
本町では、令和3年3月に策定した「第2次北島町教育大綱」において、基本理念を「豊かな人間性を育み、健やかで笑顔あふれる教育の推進 ~人とのつながりを大切にし、他人を尊重できる優しさを育む教育の推進~ 」と定めています。
また、令和2年3月には、「北島町子ども読書活動推進計画(第二次推進計画)」を策定し、子どもたちの心を育て、可能性を広げ、人生を豊かにできることを願い、すべての子どもたちが、あらゆる機会とあらゆる場所において自主的に読書活動を行うことができるよう読書環境整備を進めてきています。
地域や社会と積極的につながり、北島町のよさに気付いたり多様な人とコミュニケーションを深めたりすることは、子どもたちの視野を広げるとともに課題解決力や思考力の育成に大きな役割を果たします。本町では、学校を通じて、あるいは町報やホームページ等により、町の行事や催し等についてお知らせしております。今後も積極的に参加を募り、自然や地域・社会に関心をもって豊かな体験ができる環境を整え、子どもたちの生きる力の育成に努めるとともに、子どもたちが計画的に学習に取り組んで自ら学ぶ姿勢を育んでまいります。
町民の皆様におかれましても、本町の子どもたちが自分の良さを発揮して、主体的に学習に取り組み、いきいきとした生活が送れますよう、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。