この旅のきっかけは、これまで上水道と下水道の仕事に携わってきていたので、「北島町の飲み水の元となっている吉野川の源流を見てみたい。」という思いと、水環境を守る意識を高めたいという思い、また、そのことをみなさんにお伝えすることができればという思いで始めました。

　日常生活に欠かせない水は、私たちの飲み水や農業、工業など、さまざまなものに利用されていますが、水を使っているときにその水がどこからどのように流れてきているのかを意識する人は少ないと思います。

　今回、この旅の記事を掲載したことで少しでも意識し、水の大切さを感じる人が増えてくれていたらうれしく思います。

　この旅は、水環境を守る意識の向上を目的にした源流への旅ですが、源流がある地域は、水がきれいなだけでなく、空気もきれいで、多くの方がこの地域の自然環境を守っているのだという印象を受けました。

　これから生活していく上で、この地域の方だけでなく、われわれも自然環境に影響を与えないよう、常に意識することが大切だということに気づかされました。

　自然のなか景色を見ながら、ひとりで源流地点を目指したことで、地球の呼吸を感じ・・・地球も生きていると改めて認識することができ、気象庁始まって以来の猛暑やゲリラ豪雨の被害、毎年の異常気象は、地球が悲鳴を上げているのだと痛感しました。

　生きている地球・・・もっと大切にしないといけない！

　この旅で感じた美しさと感動を言葉や写真に残し、多くの人に伝えることができれば幸いです。

　みんなで将来の世代にも美しい自然環境・水環境を残せるようにしましょう。