吉野川源流の旅【源流モニュメント】
以前、この吉野川源流登山口まで来たときには、情報収集があまく台風による倒木等で立ち入り禁止となっていましたが、今回は確認済み。
今思えば、前回は家族にも内緒で来ていて、登山経験もなく、無知と
は恐ろしいというか、強いというか、Tシャツにスニーカーという軽装
の普段着で登ろうとしていました。
今回も準備をせずに出かけようとしていましたが、家族から「死ぬ
よ」とつぶやかれ完全武装。
おそらく「危ない」とか「もっと準備すべき」とか普通に注意されて
いたら、言うことを聞かなかったと思いますが、ぼそっとつぶやかれた
ことでなんだか怖くなり準備することにしました。
登山用の服装に、最近多く出没しているので熊対策の鈴と熊よけスプレー。(全て用意してもらいました。)
思っていた以上にハードな登山でスニーカーで登ろうとしていたことを反省するとともにあのつぶやきに感謝。
死ぬことはなくても、大きな怪我をしていたかも・・・みなさん何事にも準備は大切です。
源流までの道は、この赤いリボンと案内板が命綱。どう進むのが正解か道がわかりにくい箇所もあり、赤いリ
ボンを探しながら先へと進みます。
当然、登山道にゴミはなく自然が広がっています。人工的なものは、このリボンと案内板、勾配が険しいとこ
ろにロープだけ。
12:30に出発してひたすらゴールである吉野川源流モニ
ュメントを目指す。休憩しながらでも2時間が過ぎる頃にはヘ
トヘトに・・・
普段は、自然を感じて癒やされますが、遠くにモニュメント
らしい光る銀色の人工物を見つけ、ホッと安堵し、力が出なく
なり、歩けなくなりました。
旅館でいただいた大きすぎて笑ってしまったおにぎりもちょ
うどよい大きさに感じる。ペロリと食べて、ゴールを目指す。
あと一息、一歩一歩、力を振り絞ってようやくゴール!
本当に疲れた時って「疲れたぁ」って言葉も
出ないんですね。
と言ってもひとりで来たので言う相手もいま
せんが・・・
疲れはピークに達していますが、この先に滝
があるとの情報をつかんでいたので、ここまで
来たら見ないわけにはいかないのでもう一踏ん
張り!
モニュメントから少し上がった先に滝を確
認。最近は雨が降っていなかったので思った
より少ない水量でしたが、それでも自然のパ
ワーを感じました。
目的地にゴールはしましたが、ゆっくりは
していられません。
というのも、往復3時間で15:30には下山
できると判断し登山口を出発するとき、タイム
ロスを考慮し16:00に下りてこなかったら
登山口で待ってもらっている家族が助けを求め
に行く約束になっています。
モニュメントに到着した時点で既に2時間30
分が経過。
タイムリミットは、あと1時間、疲れてはいるものの、こんなに元気なのに捜索されては大変と下りは何度もコケながら、1時間20分。
約束の時間を少し時間オーバーしましたが、助けを呼びに行くことなく待ってくれていました。
ようやく本当のゴール。
この旅で予定していた目的を無事に達成することができました。
下水道を整備する理由って・・・環境保護・水質保全のため
北島町の水道は、旧吉野川の水をくみ上げて浄化し、飲み水にしています。
私たちが、利用している川の水を汚さないためにも下水道の整備は大事であると考えています。
北島町の水道水のもととなる川の原点を知ることで、改めて水の大切さを感じることができるのでは?との思いから、吉野川に架かる橋やおしゃれな店、面白そうな店に寄り道をしながら、源流への旅をしたいと思います。
普段、無意識に使っている水に興味を持ってもらい、水の大切さを少しでも伝えられればと思っています。