過去の災害を知ろう

2016年1月18日

大正元年の大水

 

◆史   料

大正元年(1912)9月22日 台風(洪水・高潮)

 22日夜半前に県南海岸をかすめて阪神地区に上陸したAクラスの台風で、中心示度は700ミリ位(和歌山で711.3ミリ、大阪714.9ミリ、徳島717.4ミリ)。徳島では幸い風は北西16.7メートル(23日0時3)に過ぎなかったが、大水害となり海岸では高潮に見舞われた。この台風のため全国的な災害を発生死傷者多数を出したが、関東で列車転ぷく事故もあった。

 

風雨状況

21日昼頃から始まり23日早朝までに、多いところで600ミリを越えた。

日 雨 量

21日 和食357ミリ、神野305ミリ、朴野302ミリ

22日 一宇555ミリ、朴野431ミリ、市場378ミリ、福原351ミリ

なお300ミリ上は、大寺・川島・下分上山・大枝・坂州・神野・鳴門等

 

 このため河川の出水は吉野川、徳島7.5メートル、脇町10.5メートル。那賀川勝浦川、岩脇・丈六寺6.3メートルとなり、板野郡で田面上3メートルに達したという。


高潮 

室戸台風とほとんど同じ通り方をしたので、沿岸の高潮は相当であったと思われる(上記の板野郡田面3メートルの半は潮入とする)。伊島で23日1時より2時半まで70年来の高浪であった由(30間の高浪と伝えているが大き過ぎるようだ)。

被害 

死81 傷53 不明14 住全426 半漬796 床上26,708 床下16,359 船流316 沈41 破421 流埋面積1,850町 浸水28,102町

内訳 

死者 徳島1、名東7、勝浦1、那賀5、海部2、名西7、板野27、麻植10、阿波10、美馬4、三好7

全漬 

徳島1、名東79、勝浦6、那賀33、海部36、名西54、板野116、麻植25、阿波39、美馬12、三好25

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