雨期に備えての簡易土嚢作りをしてみませんか。

2020年7月30日

台風や集中豪雨による大雨などで、住宅への浸水被害のおそれのあるところでは、土嚢の作り方をよく知っておくと安心です。

被災個所が多く、広域に及んだ場合は、町など防災機関の迅速な対応が困難になることも想定されます。
このような時にご家庭で簡単に土嚢を作成できる方法があります。

台風や大雨などにより引き起こされる浸水被害を、家庭や会社にある道具を使って簡単に防ぐことができる『簡易水防工法』を紹介します。

ただしこの工法は、水深の低い小規模水災や浸水の初期段階で行うものであり、雨量や浸水の状況を見極め、避難するタイミングを失わないように注意することがたいせつです。

  1. ゴミ袋による簡易水のう
    簡易水のう
    40リットル程度の容量のごみ袋を二重にして中に半分程度の水を入れ閉めます。
    ごみ袋の強度が不足する場合は、重ねる枚数を増やします。
    出入り口などに隙間なく並べて使用します。
    二段重ね出来ないので、10cm程度の水深が限度です。
    (買い物ポリ袋でも代用できます。)
    簡易水のう
    簡易水のうとダンボール箱の併用
    簡易水のうをダンボール箱に入れ、これを連結して使用します。
    水のうだけの場合と比べて強度が増し、中に詰める水のうも積み重ねて使用することも出きます。
    簡易水のうとダンボール箱の併用
  2. ポリタンク等とレジャーシート(ブルーシート)による工法
    10リットル又は20リットルのポリタンクに水を入れ、レジャーシートで巻き込み、連結して使用します。
    ポリタンク等とレジャーシートによる工法の写真
  3. プランターとレジャーシート(ブルーシート)による工法
    土を入れたプランターをレジャーシート等で巻き込み連結して使用します。
    プランターとレジャーシートによる工法の写真
  4. 吸水性ゲル水のうによる工法
    土のうの代替として使用出来る市販の吸水性ゲル水のうで浸水を防ぐ方法です。
    吸水性ゲル水のうは、軽量、コンパクトですが、水を吸うと膨張します。
    吸水性ゲル水のうによる工法の写真

簡易土嚢のメリットはその場で迅速に簡単に作成できることですが、
あくまで水深の低い小規模水災や浸水の初期段階で行うものであり、雨量や浸水の状況を見極め、避難するタイミングを失わないように注意することが大切です。

■お問い合わせ先
北島町役場危機情報管理課 TEL.088-698-9807