第1回定例会を終えて(令和6年3月)
0
桜の花咲く頃となり春風が心地いい季節となりましたが、本年元日に発生した能登半島地震で被災された方々は、いまだ多くの困難を抱えながら生活をされているものと思われます。改めて心よりお見舞い申し上げます。
先日3月4日から開催されました北島町議会第1回定例会におきましても、議員各位から防災に関するさまざまなご質問・ご提言をいただきました。近い将来に発生が予想されている南海トラフ地震に備え避難所の機能の充実化や防災意識の啓発による安心安全なまちづくりをおこなっていかなければならないと、気を引き締めております。
今議会の提出議案としましては、北島中学校講堂防音機能復旧工事請負契約の変更についての専決処分の報告のほか、令和6年度北島町一般会計他6つの当初予算をはじめ、令和5年度補正予算3件、条例改正等17件、その他監査委員の選任同意等追加議案を含む4議案を提出し、議員各位の慎重審議のうえ、全議案にご承認をいただきました。
令和6年度の重点施策は、子育て支援として多子世帯の保育料の助成基準の緩和のほか、令和5年度から進めております学校講堂の換気設備更新及び空調設備の導入、デジタル田園都市国家基本構想交付金を活用した統合型及び公開型GIS(地理情報システム)の整備やマイナンバーカードを利用しての住民票や所得証明書等の各種証明書をコンビニエンスストア等で取得することができるコンビニ交付サービス事業などに取り組んでまいります。
その他、社会基盤整備といたしまして、鳴門市・北島町共同浄水場整備事業を供用開始に向け着実に進めてまいります。また、中村地区地区計画に伴う周辺の環境整備として、地区施設道路の用地購入や工事に着手してまいります。
令和6年度も引き続き魅力あふれるまちとなるよう、更なる取り組みに向け各種事業の精査を行い、北島町を持続的に発展させるための施策に全力で取り組んでまいりたいと考えております。町民の皆さまにおかれましては、引き続き一層のご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
北島町長 古川 保博