COPDって何だろう???
COPDとは・・・?
COPDとは”慢性閉塞性肺疾患”のことで、
有害な粒子やガスを長期間にわたり吸入することで、気道や肺に障害が生じ、肺の働きが低下する病気です。
COPDの主な原因は、喫煙であり、長年の喫煙習慣を背景に、中高年に多く発症するため、「肺の生活習慣病」といわれています。
日本では、40歳以上の方の約10人に1人がCOPDと推定されております。
COPDの症状は・・・?
階段の上り下りなど体を動かしたときに息切れを感じたり、風邪でもないのにせきやたんが続いたりすることが主な症状です。
(症状例)
- 階段の上り下りで息切れがする。
- せきやたんが出る。
- 風邪が治りにくく、せきやたんが出る。
- 喘鳴がある。呼吸のたびにゼーゼー、ヒューヒューがある。
COPDの症状は、ありふれた症状であり、ゆっくり進行するため、初期症状に対しては自覚に乏しく、
異常を感じたときには病気がかなり進行していることが少なくありません。
また、COPDになった肺は完全には元の状態に戻らないとされております。
COPDを発症すると肺だけではなく、全身の臓器にも影響を与え、糖尿病や動脈硬化、骨粗しょう症、消化性潰瘍などにかかりやすくなるとされており、
悪化すると、呼吸不全や心不全を引き起こす、命に関わる病気でもあります。
COPDの危険度チェックをしてみましょう
COPDの多くは、早期に発見し、早期に治療へつなげることにより、予防や軽症のうちに改善できるといわれています。
そして、早期発見・治療のためには、一人ひとりがCOPDへの認識や理解を深めるとともに、ご自身の肺の健康に関心を持つことが重要です。
COPDは、まだまだ認知度が低く、十分な治療が受けることができていない方が多数存在するといわれております。
このチェックシート (PDF 701KB)では、ご自身のCOPDの危険度をチェックできます。
チェックで気になった方は、ぜひ一度、医療機関を受診して、検査を受けましょう!
毎年11月中旬は「世界COPDデー」です
「世界COPDデー」とは、COPDという病気への関心を高めるために、世界各地で様々な啓発活動を実施する日として定められました。
※令和4年は”11月16日(水)”が「世界COPDデー」です。