十六人塚
町指定有形文化財「十六人塚」
種別:考古資料
員数:2基
所在地・管理者:鯛浜・北島町教育委員会
町指定年月日:平成10年9月2日
時代:不明
天正10年(1582年)、阿南市の富岡城の城主・新開遠江守道善は、徳島市の丈六寺において長曾我部元親に謀殺された。この時、家来十六人が中村城を頼って鯛浜まで逃げ延びてきたが、すでに落城していると聞き、追手も厳しく逃れることはできないと、この地で自刃した。村人は憐れんで石塔を建てて供養した。そして、いつの頃からか十六人塚と呼ぶようになり、語り伝えられてきた。船形石塔と五輪塔の一部が残っている。