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水害時の消毒方法について

水害で床上・床下浸水の被害に遭われたご家庭では、細菌の繁殖等をおさえ、感染症を予防するために消毒作業が必要となります。

床上、床下浸水の場合

  1. 家の周りや床下にある汚泥や水をかきだし、不要なものを片づけ、風通しを良くし乾燥させる。
  2. 泥水で汚れた床、壁、家具などの水洗いが可能なものは、水道水でよく洗い、日光で十分乾燥させる。必要に応じて、適正な濃度に薄めた消毒薬で拭く。
  3. 冷蔵庫や食器棚などは、汚れをよく拭き取った後、消毒用アルコールなどで消毒をする。
  4. 食器や調理器具は、よく汚れを洗い流した後、熱湯消毒をする。

消毒できない物は、台所用の漂白剤(キッチンハイターなど)に浸して消毒した後で、清潔な水で洗う。

消毒対象 消毒薬 調整方法 使用方法

戸外・床下
(し尿槽や下水があふれた場所、動物の死骸や腐敗物が漂着した場所など)

消石灰 そのまま使用 水がひいてから、床下や土にまんべんなくふりかける。
風通しをよくして乾燥させる

逆性石鹸液
(商品名の例:オスバン液等)

1,000倍の濃度に調整します。(0.1%)
10%オスバン液の場合、本剤10mlに水を加えて1リットルにして使ってください。
消毒薬は、いろいろな濃度のものがあるので、希釈濃度には注意が必要です。
ジョウロでまく

戸外の壁など
(氾濫した汚水などが付着した壁面)

逆性石鹸液
(商品名の例:オスバン液等)

壁の汚れを落とし、噴霧器で濡れる程度に噴霧するか、消毒液を浸した布で拭く。

屋内
(汚水に浸った壁や床、家財道具)

逆性石鹸液
(商品名の例:オスバン液等)

  1. 泥などの汚れを洗い流すか、雑巾で水拭きをします。
  2. その後、薄めた液を浸した布でよく拭く。噴霧器を使う場合は、濡れる程度に噴霧し、風通しを良くし、乾燥させる。
消毒対象 消毒薬 使用方法
手指

逆性石鹸液
(商品名の例:オスバン液等)

  1. 汚れを石鹸で洗ったあと、流水で石鹸分を洗い流す。
  2. 洗面器などに入れた消毒液に手指を浸し、30秒以上揉み洗いをする。その後、乾いたタオルなどで、よく拭き取る。
食器類

次亜塩素酸ナトリウム
(家庭用漂白剤ハイター等)

  1. きれいに汚れを洗い流した後、台所用漂白剤に5分以上浸して消毒し、後で十分に洗い流してください。
  2. また、煮沸消毒も有効です。

※便所や土等の消毒にクレゾール石けん液をお使いになる場合は、クレゾール30mlに水を加えて1リットルにしたもの(30倍液)をジョウロなどでまいてください。

主に糞便消毒に使用するものであり、広い環境には散布しないようにしてください。
取り扱いには十分な注意が必要です。
トイレの浄化槽には使用しないでください。

取り扱い上の注意

消石灰

  • 取り扱い時には、長袖、長ズボンを着用し、メガネ・マスク・ゴム手袋等を使用し、皮膚や目につかないように注意しましょう。
  • 水洗トイレ、浄化槽には消毒薬を散布しないこと。
  • 皮膚についた場合は、大量の水と石鹸でよく洗い流します。
  • 目に入った場合は、水で15分以上洗い流し、医師の診察を受けましょう。

消毒薬

  • 消毒薬は、希釈濃度を守り、使用する直前に希釈すること
  • 他の消毒液や、洗剤とは混ぜないこと。
  • 他の器に移して保管しないこと
  • お子さんが誤って飲むことがないようにご注意ください。

お問い合わせ

北島町保健相談センター
TEL.088-698-8909

北島町保険福祉課
TEL.088-698-9805

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