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新年のご挨拶(平成28年1月)

「笑顔がつづくまちづくり」

   

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町長 古川 保博

 

 謹んで初春のご挨拶を申しあげます。

 皆さまにおかれましては、輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申しあげます。

 昨年を振り返りますと、記録的豪雨による鬼怒川の堤防決壊や南米チリ沖地震等改めて自然災害の恐ろしさを感じる一年となりました。また、イスラム国による日本人拘束事件やパリ同時多発テロ等暗いニュースの一方で日本人二人がノーベル賞を受賞されたこと、またラグビーワールドカップで日本が南アフリカに歴史的な勝利をするなど明るいニュースもありました。

 本町では、大鵬薬品工業(株)北島工場が平成二十六年度から本格稼働され、待望されていた新工場の建設が始まっています。地域の雇用拡大、地元商店の活性化、またひょうたん遊歩道の桜並木など憩いの場としての活用を含め大きな効果が期待されます。

 また、三月十四日に開通した松茂スマートICの利便性を活かした企業誘致にも力を注いでまいります。

子育て支援

昨年七月より、子どもはぐくみ医療助成事業の対象年齢を小学六年生から中学三年生まで拡大し、子育て支援の充実を図りました。また、北島南小学校空調設備工事、北島北小学校講堂改修工事が完了し、教育環境を整備するとともに地域に根差した心豊かに育つ子どもを目指して昨年度より取り組んでいる「学びのかけ橋プロジェクト」「コミュニティスクール」「教師力向上事業」についても一定の成果を上げております。

高齢者・障がい者支援

 平成二十九年四月開始予定の新たな地域支援事業である総合事業の実施に向け準備を進めています。また、高齢者が住み慣れた地域で自立した日常生活を営むことができる社会の実現に向けて、地域で支えていくために発足した「板野郡在宅療養支援協議会」において連携事業を進めてまいります。

安心・安全なまちづくり

江尻及びグリーンタウン防災施設の整備を進めています。施設の完成によって、地区住民のコミュニティ施設としての機能はもとより、防災機能の強化が図られることとなります。十一月には、地震発生と津波に備えて北島南小学校で防災訓練を実施いたしました。また避難所運営マニュアルの策定に向け検討を進めており、今回の経験を生かし、今後も地域ごとに順次訓練を実施していく予定です。

地域の活性化

「北島町」と「きたじまブランド」を全国に広くアピールしていくために地元の生産・販売・加工の事業者や商品に対して「きたじまブランド認定」を行う事業を始めました。第一弾として「ししゃもねこ社」と「なかのファーム」を認定し、北島町の発信に力を注いでいます。

社会基盤整備

近年の集中豪雨や台風による浸水被害の解消に向け、都市再生整備計画により、排水施設等の設計業務を発注するとともに一部排水機場の改修工事にも着手しています。また、中村地区地区計画策定区域については主要地方道の渋滞緩和や通学路の安全確保から町道六号線及び二十六号線を拡幅し、町マスタープランの基本方針に沿って、町中部の商業拠点の早期実現に向け取り組んでまいります。

現在、国の地方創生に伴う地方版人口ビジョン及び総合戦略、第五次振興計画の策定に取り組んでおります。北島町の未来を創る方向性を示し、町民の皆さまと協働でまちづくりを行っていくための計画として年度内に策定をいたします。

今後も皆さまのご意見に耳を傾け、「子育て支援」、「高齢者・障がい者支援」、「安心・安全なまちづくり」、「地域の活性化」、「社会基盤整備」に取り組んでまいる所存ですので、お力添えをいただきますよう、お願い申しあげます。

最後になりましたが、町民皆さまのご健勝ご多幸を祈念申しあげて新年のご挨拶とさせていただきます。

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